統営散策-銅銭を作った鋳銭所-16
つづく
東屋の脇の小道を下りていく。斜面の草刈りをしている人を見かけた。敷地が広いので、草木の管理も大変だろう。
小道を下りたところは 「鋳銭所」。朝鮮時代の銅銭を作ったところで、朝鮮時代の水軍軍営の鋳銭所の中で、発見されているのはここだけだそうだ。銅銭づくりを再現したコーナー(▼)。
臨時で鋳銭作業を行っていた建物の跡地と推定される場所(▼)。発掘現場の上に屋根をつけ、保存してある。
白線で囲まれているのはかまど跡(▼)。
鋳銭所を管理する官衙の建物跡と推定される場所(▼)。溝状になっているのはオンドル。かまどとつながっており、床下に熱い空気を通すことで部屋を温める暖房施設だ。
礎石やかまど跡など(▼)。
鋳銭所を後にし、統制営の出入り口に向かって歩いていると、教会の十字架と鐘が見えた。この日はこの教会以外にも立派な教会を見かけた。韓国はキリスト教がいたるところに浸透しているなと、あらためて感じる。
統制営入口にあった 「望日楼」 は、階段を上って楼に上がれるようになっていた。楼の上から見た止戈門(▼)。門の向こうに洗兵館の巨大な屋根が見えている。
楼から市街方面を見たところ(▼)。高い塔は教会のもの。遠くに見えているのは、閑麗水道眺望ケーブルカーで有名な弥勒山(ミルクサン)。肉眼ではケーブルカーが動いているのがかすかに見えていた。
つづく
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