鴨肉のヒーリングプルコギ

dilbelau2

2025年03月06日 09:00

家の近所にあった焼肉店 「명가」(名家)が閉店したあとに、昨年12月、鴨肉料理専門店がオープンした。

工事しているときから、看板に 「死ぬ前に一度は食べるべき料理」 と書いてあるのを見て、そんなにおいしいなら一度食べてみようと思っていた。代表メニュー 「ヒーリングプルコギ」 なるものは、店先の写真を見ただけでもおいしそう。ただ2~3人分が45,000wと、やはり鴨肉なので安くはないなーと思っていると、ある日 「ランチ特選28,000w」 という立て看板が出ていた。ヒーリングプルコギに締めのポックムパッ、味噌汁、かぼちゃのシッケがついた2人分のメニュー。これなら気軽に食べられると、1月初めに夫と入ってみた。


「명가」 だったころのレイアウトとはずいぶん変わり、フロアにはかなりの数のテーブルが並んでいる。通路沿いの個室は以前と同じ。相当な数の団体客にも対応できそうだ。



さっそくランチ特選を注文。薄切りの鴨肉とニラやエノキ、タマネギなどを、韓方系の材料入りのヤンニョムで浸けたもの。それを卓上で焼いていただく。最初は店員さんが焼き方のお手本を見せてくれた。



付け合わせ。ネギの和え物や白キムチなど。葉野菜など薬味は、セルフコーナーで自由にお代わりできる。



薄切りなのですぐに火が通る。焼き板は傾斜があるので余分な脂は流れ落ちるようになっている。


鴨肉とネギの和え物と一緒に包んで食べるのがおすすめです、と店員さん。肉が柔らかくて、とてもおいしい。さっぱりと食べやすい。


食べているあいだに、次の肉を載せる。「こうやって載せると、(上方から流れてきた)脂が絡んで肉がより柔らかくなるんですよ」 と教えてくれた。すぐに焼けるので、一度にたくさん載せず、少しずつ何度かに分けて焼くのがポイント。


いろいろな食べ方で。おいしくてどんどん箸が伸びる。


肉が残り少なくなったころ、ポックムパッにしましょうかと店員さんが声をかけてくれた。こちらから言わなくても、サッと気づいて対応してくれる。焼き板に残っている肉を端に寄せ、ご飯や野菜などをドサッと。


焼き板の上の脂も一緒に炒める。これがおいしくないわけがない。


完成。最高においしい。



味噌汁も美味。


かぼちゃのシッケ。口の中がさっぱりする。


オープン直後というのもあるかもしれないが、とにかく店員さんがよく目を配らせていて、対応も親切なのがよい。鴨肉も、よくある塩焼きとかヤンニョム焼きとはひと味違っていて、とてもおいしかった。野菜もたくさんとれる。

私たちが日本語で話しているのに気づき、店長さんが声をかけてくれた。店長さんも少し日本語ができるそうだ。今のところメニューには日本語の併記はないけれど、店長さんがいるので、韓国語ができなくても安心して食べられそう。

천연애 東莱店
釜山市東莱区寿安洞2-5 (東莱区忠烈大路218番ギル22)
0507-1466-5993
営業時間:11:30~22:00


地図 https://naver.me/x5Go52lA

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