Busan nikki 2 (2014～)

  

気温のアップダウンが激しいなか、上着がいらないほど暖かい日があったので、夫と今年初のミルミョンを食べにいった。물밀면（8,000w）と왕만두（7,000w）も注文。そういえばミルミョンもだいぶ高くなったなあと。昔は4,000wくらいだったような。

まず、やかん入りのアツアツのユクスと、大根の酢漬けが運ばれてくる。


ほどなくミルミョンが登場。酢を回しかけていただく。美味。やっぱり専門店のはおいしい。



少し遅れてマンドゥも。具がぎっしりで美味。


客が続々と入ってくる。ミルミョンを食べている人も多い。あと1～2カ月もすれば、本格的にミルミョンの季節になる。BTSコーナーは変わらず。パネルの顔はいつまでも歳をとらない。



동래밀면（東莱ミルミョン） 本店
釜山市東莱区寿安洞9-33 （東莱区明倫路47）
(051) 552-3092
営業時間：10～24時

地図　https://naver.me/GfaMYJCO  

暖かくなってきたと思ったらまた寒くなったりだけど、いつの間にかハクモクレンやサンシュユも咲いていた。カルガモも気持ちよさそう。季節は着実に進んでいる。

















  

夫と温泉場（オンチョンジャン）の꼬막（ハイガイ）料理専門店へ。去年初めて入ってみて、とても気に入った店。そのときハイガイの旬はいつかと調べてみたら12月から3月が一番おいしいと書いてあり、来年（今年）はぜひその時期に行ってみたいと思っていた。

お目当ての꼬막정식（ハイガイ定食・18,000w）を注文。広いテーブルいっぱいに料理が並ぶ。


茹でたハイガイ。この店は365日、筏橋（ポルギョ）産の生ハイガイを使用しているそう。筏橋は全羅南道宝城郡にある町で、ハイガイの名産地として知られる。


貝を開けるためのスプーンと殻入れの皿も出てくる。貝がガッチリ閉まっていて開けにくいときは、蝶番のところにスプーンを押し当ててひねるようにするとパカッと殻が二つに分かれる。ぷりっぷりで美味。


タレを添えたハイガイ。タレが貝のおいしさを引き立てる。


ハイガイのむき身と海藻がたっぷり入ったジョン。とてもおいしい。縁がカリカリなのも美味。


ハイガイのむき身と野菜をヤンニョムで和えたもの。


それをご飯と混ぜてピビムパッにしていただく。美味。ハイガイがたっぷり入っている。


揚げ焼きにした白身魚。身離れがよく、皮が香ばしくてとてもおいしい。


チャプチェや春のナムルなども。



そのほか、チョングッチャンやカンテンジャン、わかめスープなども並んだ。どれもとてもおいしくて大満足。



窓の外には地下鉄1号線の高架。窓辺には多肉植物がたくさん。


店への木の階段も使い込まれているようで、いい艶が出ている。


去年来たときは店の看板がかなり色褪せていたが、掛け替えて文字もくっきり。


1박2일 벌교꼬막촌
釜山市東莱区温泉洞159-29 （東莱区中央大路1487） 2階
(051) 555-9196
営業時間：11～22時

地図　https://naver.me/G14wdUIU  

お気に入りだった목화기사식당が数年前から土日が定休日になったので行きにくくなった。先日、平日に行くチャンスがあったので、夫と久しぶりに訪ねた。少し早めにと思って11時40分ころ店に着いたが、すでに5～6組店先に並んでいた。相変わらずの人気。

店員さんが頃合いを見計らって、並んでいる人に注文を聞きにくるので決めておく。メニューは돼지고기（テジコギ・9,000w）と김치찌개（キムチチゲ・8,000w）の二つのみ。この物価高なのでさすがに値上がりしていたが（数年前は7,500w）、追加のご飯は一つ500wと、今どき見かけない安さだった。

回転は早いので5分ほどで中に案内された。数年ぶりだけど、見た目も味も変わらず。懐かしい。もやしスープは以前より唐辛子粉の量が増えたようで、さらに辛くなっていた。


豚肉をキャベツやタマネギと炒めただけのシンプルな料理だけど、クセになる味。ご飯ともよく合う。美味。



久しぶりに食べられて大満足。その後も客足は途絶えず、私たちが食べ終えて店を出たときも5～6組待っていた。


목화기사식당
釜山市東莱区温泉1洞186-3 （東莱区チャパッコル路19-1）
(051) 554-3397
営業時間：10：00～15：30
定休日：土・日

地図　https://naver.me/GAiZs4GM  

前を通るたびに大勢の客でにぎわっている店があると夫が言うので、一緒に行ってみた。「식당3선」（食堂3選）という焼肉店で、食事どきには行列もできるようなので、少し早めに11時30分に入った。

店は2階にあり、1階は駐車場と待ち合い。ソファが用意されていて、寒くないよう暖房もしっかりきかせてある。コーヒーとココアの飲める機械もある（おもに食後用）。満席のときはここで順番を待っていると、スピーカーで番号を呼び出してくれる。

1階の階段脇にある番号表を引いて2階へ。すでにほぼ満席だった。すごい人気。11時のオープンと同時に入店する人もけっこういるのかも。かろうじて空いていた席に案内された。




店内はとても広く、個室もたくさんある。しゃれた雰囲気。2023年11月にオープンしたばかりとあって、どこもぴかぴか。メニューは양념돼지갈비（ヤンニョムテジカルビ・300g・20,000w）、고추장돼지갈비（コチュジャンテジカルビ・300g・21,000w）、생모듬구이（味付けなしの焼き肉盛り合わせ・280g・25,000w）、양념소갈비（ヤンニョムソカルビ・360g・35,000w）など。いずれも週末はプラス1,000w。そして、ランチタイム（11～16時）は締めの冷麺やピビムパッなどが無料！（週末も可）

私たちはヤンニョムテジカルビ定食（週末なので21,000w）を2人分注文。注文はテーブルのタッチパネルで。最近、この注文方式が増えてきた。まず、テジカルビを引き立てるネギサラダやチャンアチ（漬物）などが並ぶ。右手前は、白菜キムチと思いきや、タマネギのキムチだった。初めて食べたが、おいしかった。サンチュとエゴマの葉は基本のセットには含まれていないが、タッチパネルで注文すると持ってきてくれる。無料。


白い水キムチ、行者ニンニクの葉の漬物、山クラゲ、酢大根など。


そして主役のヤンニョムテジカルビが登場。テーブルの中央にIHヒーター(?)が埋め込まれていて（見た目には全然わからない）、肉が冷めないよう下から加熱してくれる。この鉄板自体もアツアツ。テジカルビの下にはたっぷりのタマネギ、付け合わせにじゃがいも、白キムチ、にんにく、プチトマト。



食べやすい大きさに切って、いただく。


ネギサラダやにんにくと一緒に食べたり、行者ニンニクを添えたり。行者ニンニクと肉の相性は抜群。肉はとても柔らかくて、ジューシーで、適度な脂身もあって、最高においしかった。そしてボリューム満点。



肉をほぼ食べ終えるころに、締めの 「ピビムパッ＋テンジャンチゲ」 と 「ムルミルミョン」 を。すでにけっこうおなかいっぱいだったけど、無料（肉を注文した人数分）と言われるとつい注文したくなる。

ピビムパッ＋テンジャンチゲ。追加のおかずも何品か。




ムルミルミョン。さすがに専門店のものにはかなわないが、ちゃんとミルミョン。酢と辛子は1回分ずつ個包装されたものがテーブルに用意されている。



どれもおいしくいただいて大満足。おなかいっぱい。店員さんも充分配置されているようで、用のある客がいないか巡回している人もいた。どの人もとても親切。わからないことを質問すると、非常に丁寧に教えてくれた。




店名の 「食堂3選」 の 「3選」 とは何だろうと思っていたら、店内の垂れ幕に、초량돼지갈비（草梁テジカルビ）、온천장소갈비（温泉場ソカルビ）、부산전토밀면（釜山伝統ミルミョン）と書いてあった。この三つのことを指すらしい。「伝統の再解釈」 が店のコンセプトだそう。



会計を終えて1階に降りると、待ち合いでたくさんの人が待っていた。13時ごろで一般5組、団体2組のウェイティング。あのおいしさ、ボリュームなら、これだけ客が多いのも納得。この蓮堤店のほかに、センタムや徳川（トクチョン）、龍湖洞（ヨンホドン）などにも店舗がある。大変気に入った。また来よう。



식당3선　蓮堤店
釜山市蓮堤区巨堤洞507-3 （蓮堤区巨堤大路209） 1、2階
(051) 852-0807
営業時間：11～22時
https://www.3sun.kr/

地図　https://naver.me/xpWWtBDB  

정정を出て、同じく温泉川沿いのカフェへ。ビルの1～2階にあり、ほぼ全面ガラス張りの明るいカフェだ。窓から温泉川も見える。注文は、サンハ牧場アイスクリームとカフェラテを。


名前はアイスクリームだけど、実際にはソフトクリーム。甘ったるくなく、スッキリした食べ心地。おいしい。


2階は広々していて、パソコンをのぞき込んでいる人や、編み物をしている人も。




위너스커피（WINNERS COFFEE） 温泉川店
釜山市蓮堤区巨堤洞150-4 （蓮堤区温泉川公園ギル2）
(051) 505-6788
営業時間：8～22時

地図　https://naver.me/Go57Vbgf  

お気に入りの点心専門店 「정정」（鼎鼎/チョンジョン）へ。いつもの2階の窓際カウンター席に座る。1階も2階も客が多い。子ども連れの客も目立った。

いつもの小籠包（6個・8,500w）と油淋鶏（19,000w）を注文。小籠包は肉汁がたっぷり。肉汁というよりスープを皮で包んである感じ。



油淋鶏。甘酸っぱいタレをたっぷり絡めて食べると最高においしい。


それら二つを食べ終えるころに、時間差で海鮮焼きそば（9,000w）を注文。こうすると慌てずに落ち着いて食べられる。美味。



もう少ししたら、温泉川沿いの桜並木もまたきれいな姿を見せてくれるだろう。


店の近くのマンション群ではきれいな花が咲いていた。桜にしては早いけど、何の花かな。早咲きの桜？




정정（鼎鼎/チョンジョン）
釜山市蓮堤区巨堤洞1462-4 （蓮堤区温泉川公園ギル56）
(051) 853-7727
営業時間：11～15時、17～21時
定休日：日曜日

地図　https://naver.me/IIZIKn9I

  

つづき

田浦（チョンポ）カフェ通りは、整備された当初のエリアからどんどん広がっている。田浦大路の東側のエリアにも、カフェをはじめ食堂や居酒屋などこじゃれた店がたくさんできている。若者も多く、以前とは雰囲気がずいぶん変わった。

こういう日本ふうの店もちょこちょこ見かけた。「たばこ」 の看板の下のショーケースにはセブンスターも。芸が細かい。



懐かしの宣伝パネル(?)がいっぱい。どこで手に入れるんだろう。


ヒョウ柄のお兄さんは、その名も전포맨（田浦マン）！


こういう何気ない道の両側にカフェや食堂がいっぱい。



  

ソルロンタンを食べたあと、友人の案内でカフェへ。釜山銀行の2階にある、その名も 「Bank.er」（バンカー）という店。店内はかなり広く、テーブルの配置もゆったり。




スイーツもいろいろあるが、店のオープン時間の直後だったので、注文できるものが限られていた。私たちは各自飲み物と、クロッフル2種を注文。




迫力満点のチーズクロッフル。クロワッサン生地で焼いたもちもちワッフルの上にアイスクリームとチーズがどっさり。


こちらはインジョルミクロッフル。細かく刻んだインジョルミときな粉をたっぷりトッピング。


ちょうどこの日（3月3日）はパンダの푸바오（福宝）の韓国での一般公開最終日で、そのニュースで持ち切りだと友人が教えてくれた。2020年7月に韓国で初の自然繁殖で生まれたパンダで、今年4月3日に四川省のジャイアントパンダ保全研究センターに移されるとのこと。韓国には熱烈なファンも多いとか。この日の夜のニュースでもしっかり取り上げられていた。


뱅커（Bank.er）
釜山市釜山鎮区田浦洞345-2 （釜山鎮区田浦大路200） 2・3階
010-8233-7350
営業時間：12～23時

地図　https://naver.me/G0fJp6F4

つづく  

日本から友人が久しぶりに釜山に遊びに来たので、韓国の友人と夫の4人で昼食を一緒に。友人は来韓はコロナ以降初めてだそう。西面（ソミョン）のソルロンタン・コムタンの店 「서울깍두기」（ソウルカクトゥギ）へ。

店内は広々。メニューはソルロンタン、コムタン、ヤンジタン、スユクなど。私たちはソルロンタン（14,000w）を注文。ソルロンタンは久しぶりだけど、いい値段になったなあと。昔は10,000wしかなったような。

あっという間に運ばれてきた。好みで塩を入れていただく。


牛肉とご飯、ククス入り。テジクッパッに比べると、かなりあっさり。


よく漬かった白菜キムチとカクトゥギがめちゃくちゃおいしかった。ソルロンタンより気に入った。私の好みにドンピシャの味。


ごちそうさまでした。



서울깍두기 田浦洞店
釜山市釜山鎮区田浦洞665-3 （釜山鎮区西田路49）
(051) 816-3950
営業時間：8～21時

地図　https://naver.me/5uxinumF