釜山近現代歴史館 別館 5
つづき
釜山近現代歴史館の本館に続いて、お隣の別館へ。日本の植民地時代は東洋拓殖株式会社釜山支店、解放後は釜山アメリカ文化院として使われ、2003~2021年まで 「釜山近代歴史館」 だった建物だ。内部の工事を終えて2023年に大きく生まれ変わった。
釜山近代歴史館だったころの面影はまったくない。開放的な雰囲気の1階には書籍がずらりと並んでいる。1万冊以上あるそうだ。本を閲覧するスペースもたっぷり。
郷土史や企業史、学校史、朝鮮通信使、倭館、避難首都といった釜山に関連する書籍も。とても興味深い。
児童書コーナーは造りも楽しい。
建物正面のアーチ型の窓と同じく、内部にもアーチのデザインが多用されていて、素敵。
この鉄骨は、釜山アメリカ文化院だった当時、2階を増築した際に設置された柱だそう。
2階には、この建物の歴史を紹介する展示のほか、くつろいで読書が楽しめる空間も。数は多くないが、2階の書架には小説も並んでいる。
天井の鉄筋構造も印象的。新築当時の技術的・時代的状況によって、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造の3種類の構造が用いられているそう。
釜山近現代歴史館 別館
釜山市中区大庁洞2街24-2 (中区大庁路104)
(051) 607-8000
営業時間:9~18時
定休日:月曜日
地図
https://naver.me/54LbJDFd
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