写真展 「光源との距離」

9月25～27日、福岡へ。写真家の田代一倫さんと児玉和也さんの二人展 「光源との距離」（9月16～29日）がちょうど開かれていると知り、観にいった。会場は天神の 「アートスペース獏」。



田代さんの 「光の街 2008～2010」と、児玉さんの 「8分19秒」「waterfront」 が4面の壁に展示されている。なかでも、田代さんご自身が幼少期を過ごしたという北九州市八幡東区の人物や風景を切り取った 「光の街 2008～2010」 の作品群が特に印象的だった。市井の人たちに向けられた眼差しにぬくもりが感じられる。



写真展の案内文には、「ある日の生活の合間を撮影した時におとずれた、私と目の前の人との間の瞬間の静けさは、その時間が移ろうことで、別の光を発し始めていた」 とあった。

写真を堪能したあと、併設のカフェスペース 「屋根裏獏」 で清田さんとバナナジュースをいただいた。すり減ったテーブルの表面など、年季を感じさせる独特の雰囲気の店。メニューはLP盤の表面にじかに書いてある。韓国はカフェを含む飲食店は全面禁煙なので、喫煙している人がいたのがとても新鮮だった。




アートスペース獏・屋根裏獏
福岡市中央区天神3丁目4-14 博多スタービル 2F
092-781-7597