またね、沖縄 57
つづき
沖縄最終日の12月27日。釜山への帰国便は朝10時40分出発なので、早めに空港へ向かった。小禄駅からゆいレールに乗車。スーツケースを持った乗客がたくさん乗っていた。2駅、6分で那覇空港駅に到着。
駅を出たところは国内線庁舎。土産物店や書店が並んでいるので物色し、この日機内で食べる昼食と、帰宅後夜に食べる弁当を購入した。弁当はコンビニで見つけたゴーヤチャンプルー丼。ゴーヤチャンプルーがたっぷり。さすが沖縄(とてもおいしかった)。
国際線庁舎へ移動。建物内を歩いて行けるので便利だ。事前チェックインは済ませてあったが、荷物を預けるためチェックインカウンターへ。この空港はチェックインカウンターが3階、保安検査や出国審査は2階。
荷物を預けて保安検査場へ向かうとけっこうな行列ができていた。どうやら職員の数が揃うまではゲートを1つしか開けていなかったようで、9時になるとほかのゲートも開き、列もすーっと進んでいった。
問題なく出国審査まで済ませ、搭乗待合室で時間調整。搭乗は予定どおりの時間に始まったが、遅れた乗客を待っていたとのことで出発は15分ほど遅れた。
離陸後すぐは沖縄の美しい海や島が見えていたが、やがて厚い雲の上に出た。
4泊5日のあいだ25日以外は曇りがちだったけれど、とても楽しく思い出に残る旅となった。美しい風景、おいしい食べ物、人々との触れ合い。また近いうちにぜひ訪れたい。2026年秋に復元完了予定という首里城をはじめ再訪したいところもあるし、今回は行けなかったところにも行ってみたい。夏のハイシーズンに比べて観光客が少なめだし、気温も20度前後と活動しやすく、よい避寒にもなる。冬の沖縄もいいものだなと。沖縄の置かれている状況や歴史についてもあらためて勉強したいと思った。
無事に釜山に帰着した2日後、大変痛ましい旅客機事故のニュースに触れた。沖縄から戻る便の機内と同じく、旅先での楽しい思い出を胸に座席に座っていたであろう犠牲者やご遺族、そして機体トラブル発生にもなんとか無事に着陸させようと全力を尽くした機長・副機長のことを考えると胸が潰れる思いがした。179人の方々のご冥福を祈るとともに、一日も早く原因が究明され、二度と同じような事故が起こらないことを願う。
完
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