2022年05月31日

サーチライト保管所-巨済島24

つづき

곰솔할배(コムソルハルベ / 黒松じいさん)、곰솔할매(コムソルハルメ / 黒松ばあさん)というユニークな名前のついたオブジェも。どうやら幹が二股に分かれた松の木をそういう愛称で呼んでいるらしい。

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旧日本軍の 「サーチライト保管所」(▼)。1935年から38年にかけて造られた。当時、日本軍の使用していたサーチライトは直径約2mで、7~9km先まで光が届いた。長承浦(チャンスンポ)、知世浦(チセポ)、鎮海(チネ)湾、対馬などの方角に向かって設置され、接近する船舶や人を監視するために使われていたとみられる。弾薬庫と同じくコンクリートで頑丈に造られていて、鉄製の扉もついている。

サーチライト保管所-巨済島24

サーチライト保管所-巨済島24

サーチライト保管所-巨済島24

「方向指示石」 という標識があったのだが、どれのことを指しているのかよくわからなかった。あとで調べてみると、手前の平たい丸いものを囲むように6本(現在残っているのは5本)の石柱が立っていて、長承浦港や加徳島(カドクト)灯台、絶影島(現在の釜山・影島)、対馬などの文字が刻まれている。それぞれその方角を指していて、サーチライトを照らす際に使われたのだそう。ということは、手前の丸いものはサーチライトを設置する台だったのかな?

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展望台からの眺め。美しい。

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「国旗掲揚台」(▼)。もともとは日本統治時代に旭日旗を掲揚していた台。2015年8月15日、光復(植民地からの解放)70周年を迎え、基部の上に太極旗の掲揚台が設置された。

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つづく



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