Busan nikki 2 (2014～)

サバの煮付けを食べたあと、ロッテシネマ東莱で 「행복의 나라」（幸せの国）を観る。12：00～の上映回。割引を受けて1人14,000w。

1979年の朴正熙暗殺事件やその後の軍事裁判などをもとにした物語。朴正熙大統領と車智澈（大統領府警護室長）を射殺した金載圭（KCIA部長）や、その部下で軍人の朴興柱（KCIA部長随行秘書官）、朴興柱がかけられた軍事裁判と彼を弁護する弁護士、混乱に乗じて権力を掌握していく全斗煥などの姿が緊迫感をもって描かれる。


「ソウルの春」 で全斗煥を演じたファン・ジョンミンもすごかったが、この映画ではユ・ジェミョンが怪演。ファン・ジョンミンとはまた一味違う、冷徹さや狡猾さ、狂気がにじみ出ていた。

そして朴興柱を演じたイ・ソンギュン。これが彼の遺作であることがわかっているだけに、最後まで軍人であることを貫いた朴興柱の姿も含め、切なさがこみ上げてきた。エンドロールでは 「우리는 이선균과 함께했음을 기억합니다」 と流れていた。

挿入曲・エンディング曲の 「행복의 나라로」 は김마스타がブルース調で歌っていて、あとあとまで記憶に残った。映画のタイトル 「행복의 나라」（幸せの国）とはどういう意味だろうかと考える。