2024年12月14日
映画 「3학년 2학기」
BIFF5本目はイ・ラニ監督の 「3학년 2학기」(3年生2学期)。10月8日16時からロッテシネマセンタムシティで。希望の日にチケットが取れず諦めていたが、知人がいい映画だったとSNSで紹介していたのを見てやっぱり観たくなり、キャンセルチケットを当日なんとかゲットして劇場へ。
特性化高校3年のイ・チャンウと友人のキム・ウジェが、金属加工工場で2週間の現場実習を体験する様子を描いた作品。チャンウやウジェなど実習生と彼らの高校の先生、実習生の指導者とその上司、工場の社長、チャンウの母親など、それぞれの心理が実に緻密に描き出されていた。それも役者さんたちの演技力あればこそ。
終始、穏やかで温厚なチャンウが心の葛藤を表すシーンや、きつい態度を示しがちな指導者も実は実習生のことを考えているのがうかがえるシーン、チャンウと弟が互いを思いやる気持ちが表れているシーンなど、細部まで丁寧に描かれている。彼らの等身大の姿に共感した。いろいろな立場にある人々のそれぞれの心理は、 「ああ、わかる気がする」 というものばかり。
GVにはイ・ラニ監督、ユ・イハさん(チャンウ役)、キム・ソングクさん(ソンミン役)、キム・ソワンさん(タヘ役)、カン・ヒョヌさん(上司役)の4人が登壇。ほかにも、チャンウの友人ウジェ、チャンウの弟2人、工場の社長、労務士を演じた役者さんたちも客席で映画を観ていたそうで、一人ひとり紹介されていた。

監督は、高校生の現場実習といえば、危険な作業や違法な労働をさせられて死傷する産業災害の 「被害者」 として注目されることが多いが、実際の実習生がどのような体験をし、何を感じ、何に悩んでいるのか、など、彼らが日々を生きる姿を描きたいと思った、とのこと。高校生から社会人へ、青少年から大人へと成長していく過程にある彼らのことを、かつて青少年だったみなさんも温かい心で見守ってあげてほしい、と。

とてもいい映画だった。キャンセルチケットが出るのを粘った甲斐があった。イ・ラニ監督の長編はこれが2作目。1作目の 「휴가」 は解雇された中年労働者を描いたものだそう。ぜひそちらも観てみたい。
特性化高校3年のイ・チャンウと友人のキム・ウジェが、金属加工工場で2週間の現場実習を体験する様子を描いた作品。チャンウやウジェなど実習生と彼らの高校の先生、実習生の指導者とその上司、工場の社長、チャンウの母親など、それぞれの心理が実に緻密に描き出されていた。それも役者さんたちの演技力あればこそ。
終始、穏やかで温厚なチャンウが心の葛藤を表すシーンや、きつい態度を示しがちな指導者も実は実習生のことを考えているのがうかがえるシーン、チャンウと弟が互いを思いやる気持ちが表れているシーンなど、細部まで丁寧に描かれている。彼らの等身大の姿に共感した。いろいろな立場にある人々のそれぞれの心理は、 「ああ、わかる気がする」 というものばかり。
GVにはイ・ラニ監督、ユ・イハさん(チャンウ役)、キム・ソングクさん(ソンミン役)、キム・ソワンさん(タヘ役)、カン・ヒョヌさん(上司役)の4人が登壇。ほかにも、チャンウの友人ウジェ、チャンウの弟2人、工場の社長、労務士を演じた役者さんたちも客席で映画を観ていたそうで、一人ひとり紹介されていた。

監督は、高校生の現場実習といえば、危険な作業や違法な労働をさせられて死傷する産業災害の 「被害者」 として注目されることが多いが、実際の実習生がどのような体験をし、何を感じ、何に悩んでいるのか、など、彼らが日々を生きる姿を描きたいと思った、とのこと。高校生から社会人へ、青少年から大人へと成長していく過程にある彼らのことを、かつて青少年だったみなさんも温かい心で見守ってあげてほしい、と。

とてもいい映画だった。キャンセルチケットが出るのを粘った甲斐があった。イ・ラニ監督の長編はこれが2作目。1作目の 「휴가」 は解雇された中年労働者を描いたものだそう。ぜひそちらも観てみたい。
Posted by dilbelau2 at 20:21│Comments(0)
│釜山国際映画祭