2025年01月28日
ウォニョンさん出演の「몬스터 콜스」 2
つづき
달마시안を出て、演劇の会場 「国立劇場」 へバスで向かう。バス停は劇場のすぐ目の前にあった。大劇場にあたる 「해오름극장」(日の昇る劇場)(▼)。立派。

ソウルは11月下旬の初雪が記録的な大雪だったそうで、その名残りらしき雪が片隅にあった。

「몬스터 콜스」(A Monster Calls / 怪物はささやく)が上演されるのはその奥の 「달오름극장」(月の昇る劇場)(▼)。中劇場に当たるようだが、こちらもとても立派。「몬스터 콜스」 の懸垂幕も。



R席4万ウォンのところ、外国人割引で10%引きになった。外国人登録証を提示してチケットを受け取る。パンフレットは全ページ点字つき。

ざっと見たところ満席だ。

演劇 「몬스터 콜스」 は、小説家シヴォーン・ダウドが遺した構想をもとにパトリック・ネスが執筆した同名のYA小説を原作としている。闘病中の母の病気が再発し、学校ではいじめに遭い孤立する少年コナー。そんなコナーのもとに、夜中の12時7分になると 「モンスター」 がやってきて三つの物語を語りはじめる。コナーはモンスターから、四つ目の 「真実の物語」 はおまえが話すのだ、と迫られ・・・。
この演劇には7人の役者が出演する。うち3人は、それぞれ身体障害(キム・ウォニョンさん)、視覚障害、聴覚障害のある人だ。全7章で、それぞれが少年コナー、語り手、モンスターなどを演じ分ける。ステージのスクリーンには字幕が映し出され、それぞれの役者のそば、あるいはステージ脇では手話通訳者が通訳する。
非常に完成度の高い、すばらしい演劇だった。7人の固有性を最大限生かした舞台。どれくらい練習を重ねたんだろうと感嘆した。インターミッションなしの135分。舞台美術も芸術的でとてもよかった。
上下グレーの服を着た5人は手話通訳者、そのほかの7人が役者。車椅子に乗っているのがキム・ウォニョンさん。割れんばかりの拍手を浴びていた。

手話通訳者が手のひらをヒラヒラさせているのは、「拍手」 を表す手話。



終演後、ロビーでウォニョンさんたちと少し話すことができた。ウォニョンさんの舞台は、「무용수-되기」(Becoming-Dancer)、「현실원칙」(現実原則 / The Principle of Reality)、 「인정투쟁; 예술가 편」(認定闘争;芸術家編)と観てきたが、すっかりパフォーマー、ダンサー、役者としての地位を確立した感じがした。
帰りは最寄りの地下鉄の駅まで国立劇場のシャトルバスがあったので、それを利用した。
つづく
달마시안を出て、演劇の会場 「国立劇場」 へバスで向かう。バス停は劇場のすぐ目の前にあった。大劇場にあたる 「해오름극장」(日の昇る劇場)(▼)。立派。
ソウルは11月下旬の初雪が記録的な大雪だったそうで、その名残りらしき雪が片隅にあった。
「몬스터 콜스」(A Monster Calls / 怪物はささやく)が上演されるのはその奥の 「달오름극장」(月の昇る劇場)(▼)。中劇場に当たるようだが、こちらもとても立派。「몬스터 콜스」 の懸垂幕も。



R席4万ウォンのところ、外国人割引で10%引きになった。外国人登録証を提示してチケットを受け取る。パンフレットは全ページ点字つき。

ざっと見たところ満席だ。

演劇 「몬스터 콜스」 は、小説家シヴォーン・ダウドが遺した構想をもとにパトリック・ネスが執筆した同名のYA小説を原作としている。闘病中の母の病気が再発し、学校ではいじめに遭い孤立する少年コナー。そんなコナーのもとに、夜中の12時7分になると 「モンスター」 がやってきて三つの物語を語りはじめる。コナーはモンスターから、四つ目の 「真実の物語」 はおまえが話すのだ、と迫られ・・・。
この演劇には7人の役者が出演する。うち3人は、それぞれ身体障害(キム・ウォニョンさん)、視覚障害、聴覚障害のある人だ。全7章で、それぞれが少年コナー、語り手、モンスターなどを演じ分ける。ステージのスクリーンには字幕が映し出され、それぞれの役者のそば、あるいはステージ脇では手話通訳者が通訳する。
非常に完成度の高い、すばらしい演劇だった。7人の固有性を最大限生かした舞台。どれくらい練習を重ねたんだろうと感嘆した。インターミッションなしの135分。舞台美術も芸術的でとてもよかった。
上下グレーの服を着た5人は手話通訳者、そのほかの7人が役者。車椅子に乗っているのがキム・ウォニョンさん。割れんばかりの拍手を浴びていた。

手話通訳者が手のひらをヒラヒラさせているのは、「拍手」 を表す手話。



終演後、ロビーでウォニョンさんたちと少し話すことができた。ウォニョンさんの舞台は、「무용수-되기」(Becoming-Dancer)、「현실원칙」(現実原則 / The Principle of Reality)、 「인정투쟁; 예술가 편」(認定闘争;芸術家編)と観てきたが、すっかりパフォーマー、ダンサー、役者としての地位を確立した感じがした。
帰りは最寄りの地下鉄の駅まで国立劇場のシャトルバスがあったので、それを利用した。
つづく
Posted by dilbelau2 at 17:15│Comments(0)
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