2020年03月01日

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

つづき

宿の方に見送られ、まずは岡本屋が運営する 「岡本屋売店」 へ。夕食時に食べた元祖地獄蒸しプリンのほか、温玉うどん、とり天、地獄蒸したまごサンドイッチなどが食べられる店だそう。店先にはもうもうと湯気を上げる蒸し釜があった。

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

岡本屋売店の 「蒸したまご2個無料券」 を岡本屋でもらったので、早速それを使ってホカホカの蒸したまごを。地獄の蒸気で蒸したものなので、食べると硫黄の香りがふーんと。美味。

道路向かいには、湯の花小屋が並ぶ 「明礬地獄」 があった。ここの遊歩道と足湯の無料入場券も岡本屋でもらっていたが、あいにく雨がぽつぽつ降り出したので今回はパス。

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

福岡から別府へは高速道路を利用して来たので、復路は寄り道しながら下道で帰ることにした。観光地図で見かけた、大分県玖珠郡九重町にある 「九重 “夢” 大吊橋」 を目指して車を走らせる。日本一高い歩行者専用橋だそうだ。

だが、そのうち止むかなと思っていた雨はなかなか止んでくれず。途中、「狭霧台(さぎりだい)」 という展望台で車を停めてみたが、霧でほとんど見えなかった。晴れていたら、標高約680mから由布院の町並みが一望できるそうだ。

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

しかも、標高が高いせいか、雨が雪に変わりつつあった。

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

この分だと大吊橋も霧の中で何も見えないかもしれないと思ったが、福岡方面へ向かう道の途中ではあるし、路面が凍結して危険ということでもなかったので、そのまま車を進めた。

雨と雪の間のような感じだったのが、そのうち本格的に雪に変わり、道路沿いの木々もうっすら雪化粧を始めた。とりあえず大吊橋には到着したものの、このとおり、霧の中で白い主塔がかろうじて見える程度(▼)。橋を渡っても景色はほとんど見えなさそうだったし、かつ、危険防止のため橋の上では傘は使えず、雨合羽(300円で販売)を着用しなければならないとのこと。

霧の中の吊り橋-別府の旅 16

どうしようかなと思っていたら、橋を渡り終えて雨合羽を脱いでいる一行がいたので、その中のひとりに感想を聞いてみた。台湾からの観光客だそう。英語で説明してくれている途中、「プープー」 という言葉が出てきた。

私が 「プープー?」 と聞き返すと、振り返って連れの人たちと何やら話をしたあと、私に 「タッキ」 と言う。「タッキ?」 と私が首をかしげていると、「日本語では 『タッキ』 っていうんでしょ?」 と。「滝」 のことだった。橋の上からは滝が見えたと。なるほど。

晴れていたら、滝も含めてさぞかし絶景が楽しめるのだろうが、やはりこの悪天候のなか渡るのはやめておくことにした。売店内には、ここを訪れた有名人のサイン色紙がたくさん飾ってあった。

つづく



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